
Pixel10 Pro のカメラの新機能として、超解像100倍ズームができるようになりました。
従来の超解像30倍ズームと比べたら3倍以上です。
100倍ズームなんて汚くてボケボケでしょ?と思われるかもしれません。しかし、Google の AI 画像処理によってボケた部分を補完し、驚くほど鮮明な写真に仕上がります。
100倍ズームなんて日常で使わないかもしれません。しかし、月も驚くほど巨大に撮れます。
100倍ズームの使い方

まずはカメラを起動します。

カメラの初回起動時は準備の画面が表示されます。
超解像ズーム Pro のスイッチをオンにして完了ボタンをタップします。
専用の AI 画像処理モデルがダウンロードされますので、しばらく待機しましょう。

ズームの設定バーを左へスワイプして、100倍まで拡大します。

100倍ズームにすると手ぶれも大きくなるので、矢印で示したボタンをタップすると、手ぶれ防止機能が使えます。
後は撮影するだけです。自動で AI 画像処理で補正されます。

撮影後、Google フォトで確認してみましょう。AI 画像処理による補正前と補正後の両方の写真が保存されています。
鮮明度が圧倒的に違うのがわかります。
スマートフォンでは30倍ズームでも月を撮影するのは困難でしたが、100倍ズームならここまで鮮明で大きく撮影する事ができます。
できない事もある
超解像ズーム Pro は万能ではありません。以下のものはうまく撮影できません。
- 遠く離れた文字
- 人の顔
100倍ズームでボケた部分は、生成 AI で補完して写真として仕上げます。なので厳密に正しい物が写っているとは限りません。
100倍ズームで文字を撮影しても、鮮明になっても文字自体は読めないほど崩壊してしまいます。
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