
Pixel スマートフォンで電話の着信があった時、今までにはなかった「AI で応答」というボタンがあって何だろう?と思った事はありませんか?
よくわからないから怖くてタップできないという方も多いと思います。

「AI で応答」は、以前あった通話スクリーニングとほぼ同じもので、グレードアップしたものです。
簡単に言うと、あなたの代わりに電話に出て応対してくれる機能です。
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AIで応答とは?
AI で応答をタップすると、まるで秘書のようにあなたの代わりに電話に出て、応対をしてくれます。
以下のような時に便利です。
- 電話に出る暇がない
- 知らない番号の着信に出たくない
- 出たくない電話

相手の応答は文字起こしされ、画面を見ていれば内容を確認する事ができます。
文字起こしを見て、必要な電話であれば、すぐに電話に出る事も可能です。
無料で使えるの?
AI 機能というと、生成 AI サービスをはじめ有料なイメージがあるかもしれません。
AI で応答(通話スクリーニング)は無料で使えます。
使えるPixelのモデルは?
Google のヘルプページにも、2025年1月時点で詳細な解説がなく、どの Pixel のモデルから使えるのか不明です。
ただ、手元の Pixel4a で試してみたところ AI で応答ボタンが出てきたので、Pixel4a 以降は使えるという事だと思います。
AIで応答の使い方

電話の着信があったら、AI で応答ボタンをタップします。

すると、バーチャルアシスタントが代わりに電話に出て応対してくれます。

相手が話し始めたら文字起こしされ、内容を確認できます。

もし必要な電話だったら、緑色の応答ボタンをタップする事で電話に出られます。

迷惑電話だったら、赤色のボタンをタップする事で、すぐに切る事ができます。
通話は録音されていますの断りを入れるので、やましい電話だったら大抵向こうからすぐに切られます。

こちらからの返答はボタンから選びます。相手が名乗っていなければ名前を聞けますし、詳しく聞きたければ「詳細を聞きたい」ボタンをタップします。
明らかに迷惑電話だったら、その場で迷惑電話に指定してマークする事ができます。
これらはあなたが話さなくても、バーチャルアシスタントが対応してくれます。
このように自分で電話に出るより、無駄な電話応対の時間を節約する事ができます。
設定
AI で応答(通話スクリーニング)の設定について解説します。

まずは電話アプリをタップします。

右上の「︙」ボタンをタップします。

メニューから設定をタップ。

ユーザー補助設定の通話スクリーニングをタップ。

「通話スクリーニングの音声を保存」のスイッチがオンの場合、アシスタントが応対中の音声を録音できます。
Pixel スマートフォンでは通話の録音ができませんでしたが、間接的に通話スクリーニングを利用して通話の録音が可能になりました。
録音は溜まると容量を圧迫するので、30日後に削除する場合は「過去の録音と文字起こしを自動的に削除」のスイッチをオンにします。
録音と文字起こしの確認

電話アプリの履歴タブをタップします。

音声文字変換結果をタップします。

すると、文字起こしされた電話の内容を確認できます。

再生ボタンをタップすると、録音された内容を確認できます。
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