マニュアル撮影は Pixel8 Pro 限定の機能です。
Pixel8 Pro のカメラでマニュアル撮影を行う方法を解説します。
マニュアル設定はカメラの設定を事細かに調整し、思い通りの写真を撮影するための機能です。
基本的にスマートフォンでの写真撮影はほとんどオートで、設定に関してはおまかせである事が多いです。従来の Pixel スマートフォンでもそうでした。
オート撮影だと思った場所にピントが合わないなど、やきもきした経験があるのではないでしょうか。
Pixel8 Pro で初めてマニュアル撮影ができるプロモードが搭載され、かゆい所に手が届く撮影ができるようになりました。
Pixel 標準の Google カメラを想定した記事です。
マニュアル撮影を行うには?
Google カメラを起動します。
右下のマニュアル撮影ボタンをタップします。
すると画面下部にマニュアル撮影の設定項目が表示されます。
マニュアル撮影の設定項目
マニュアル撮影で、以下の設定を細かく調整できます。
- 明るさ
- シャドウ
- ホワイトバランス
- フォーカス
- シャッタースピード
- ISO
明るさ
カメラがオートで設定した明るさから、意図的に更に明るくしたい、暗くしたい場合に調整します。
シャドウ
影となる部分をより暗く、より明るくするために調整します。
ホワイトバランス
色合いを調整します。色温度を下げると青っぽい色合いになり、色温度を上げると赤っぽくなり暖かな印象になります。
フォーカス
ピントを合わせる対象を手動で調整します。
例えばガラス越しに対象物を撮影する場合、ガラスにピントが合ってしまうという時に手動でピントを合わせる対象を選ぶ事ができます。
シャッタースピード
シャッターを切るスピードを調整します。
シャッタースピードが速いと動きのある場面もブレずに一瞬を切り取る事ができます。
シャッタースピードが遅いと、川の流れに動きがある写真を撮れたり、車のテイルランプが伸びるような写真を撮る事ができまる。
ISO
光の感度を調整するのが ISO です。
ISO 感度を上げると多くの光を取り込みます。暗い場所でも光をよく取り込むので明るい写真を撮影できます。
ISO 感度を下げると光の取り込み量を下げます。
使ってみた印象
見たところ、F値の調整機能がありません。(一部ハイエンドスマホ以外F値は固定)
シャッタースピードを遅くすると、より多くの光を取り込んでしまうので明るすぎる写真が撮れてしまいます。一眼レフカメラでは絞りを調整して光の量をコントロールするのですが、それができそうにありません。
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